部門・職種紹介
レイアウト課
山口晃央
お買い物がしやすくお客様に優しい店舗づくり。
そこには実験と検証が欠かせない。
レイアウト課では店舗における陳列器具や備品の配列、通路の設定、陳列品種の決定などを行っています。レジを置く場所から始まり、トイレや倉庫をどこに配置したらお客様にとって使いやすい店舗になるのかを検証し設定していくわけですが、西松屋では全店の標準化を目指しているので、一定の基準が設けられています。例えばベビーカーを押したお客様同士が安心してすれ違える通路幅や、レジから見渡せる商品群の位置などがそうです。
路面店を新規出店する場合はきれいな四角形に一からレイアウトしていくことができますが、ショッピングセンター内などの店舗は敷地が変則的な形をしていることもありますので、パズルのような難しい作業になることもあります。
レイアウトを考えていくにあたって欠かすことのできない、お客様の動線調査も私たちの担当業務です。来店したお客様がどのように通路を通り、どの商品とどの商品を同時購入されたかなどを店舗で実際に調査するのですが、1回の調査に2〜3日かけて最低100件以上のデータを取っています。
さらに陳列品種の決定に関わる実験や、新商品を全店舗に投入する前段階の「試売」の効果検証と評価も行っています。陳列品種の決定というのは、関連性のある商品同士のゾーニングや配置換えをすることで買い物のしやすさや売上向上を目指すものです。さらに試売までをレイアウト課が担っているのは意外に思われるかもしれませんが、そこでの結果が良くて全国投入となれば、陳列品種の決定にも結びついてきますので、試売の段階から私たちレイアウト課が携わっているというわけです。
売場のつくり方ひとつ、商品の置き方ひとつで、部門の垣根を越えて全社的な売上を左右するため大きな責任感を感じると共に、自身の仕事が数字としてすぐ見えるところにやりがいを感じています。