商学部経営学科に在籍中、法律事務所でのアルバイトをきっかけに法科大学院への進学を目指すも叶わず。進路に悩んでいた際、弁護士の先生から「一般企業での経験も必ず為になる」とアドバイスをいただき、商売を通して人の役に立つ道もあるのではと考えました。
経営にも興味があったことから、少子高齢化社会においても業績を伸ばし続ける西松屋の経営をぜひこの目で見てみたいと思い、採用試験を受けることに。ジョブローテションによる人材育成の方針が確立されている企業であることも、入社の決め手となりました。

EC店は実店舗に比べてずっとレスポンスが早く、良くも悪くも結果が数値としてすぐ目に見えるのが面白いところです。例えば西松屋の商品点数は膨大なため、撮影の都合上、WEBショップはほぼモノの画像のみなのが現状です。当社の売れ筋商品であるベーシックな肌着などは、店舗ではよく売れても、ネットショップでは反応がイマイチだったんです。そこで社員の子供に協力を仰いでモデル撮影をして掲載したところ、好反応でよく売れる。こうした試みがすぐに成果として表れるので、挑戦し甲斐がありますね。
私は入社後、実に様々な部署での業務経験に恵まれてきました。店舗勤務から始まり、店舗開発で新規出店を担当、予実績管理部（当時。現在は予算部）で予算編成を経験、店舗編成部（当時。現在は店舗運営本部へ合流）では店舗の配置換えや閉店などの起案、商品部ではバイヤーとして店頭に並ぶ商品を扱うなど。ですから今は部署同士の連携をサポートしたり、それぞれの部署で吸収した経験や知識をチームでシェアしたりなど、培ったスキルを常に今に生かしながら仕事ができていると感じています。

まずはECサイトでの売上向上。
近い未来では、ECと店舗の連携により、お客様に西松屋全体をより便利に使っていただけるしくみづくりにチャレンジしていきたいです。妊娠中の方や小さなお子様を抱えるご家庭こそECとの親和性が高いにもかかわらず、当社での取扱商品はEC向きとは言えない物もあり、そのギャップをどう埋めていくかが今の課題でもあります。
さらに自社サイトでは商品を販売するだけでなく、今後は子育てに関する情報提供やお悩み相談など、お客様に役立つコンテンツを増やして充実を図っていきたいと考えています。

当社は自社製品だけをつくるメーカーでもなく、仕入れたものを売るだけの小売業とも違う、製造小売業です。その上、様々な部署へ配属となるジョブローテーション制度もあり、製造小売業を川上から川下まで一貫して経験できる企業です。商品開発やネット通販など専門的な業務に力を注げる部署もあれば、会社全体を見渡せる部署もある。実店舗もネットショップもあり、独自ブランドも展開しているなど、様々なことを自社で行っているため、幅広い経験ができると思います。
私自身、やりたいことをやらせていただき、自分の仕事がお客様の生活に浸透し、役立っているという実感が得られる職場環境にとても満足しています。
社風としては堅苦しくないところ、素直な人が多いところも良いと思います。どの部署であっても、ゴールはお客様にとっての便利さや喜び。社員全員がそうした同じ思いを持って働いている会社です。