大学は工学部機械工学科で、物理力学や太陽熱エネルギーの研究をしていました。院に進む同級生が多かった中、私は研究職以外の仕事をしてみたいとの思いもあって就職の道を選択。食品やスポーツ用品メーカー大手を中心に就活を行っていました。
西松屋は、就活サイトで理系の人材を求めていると知ってエントリー。商品開発に力を入れている点や、理系の考え方やノウハウを生かした業務推進を目指している点などに魅力を感じ、入社を決めました。
誰もが名前を知っている企業ですが、採用試験を通して感じたのは、人の良さそうな社員の方がとても多い会社なんだなということ。みなさんとても優しかったのが印象的でした。

入社してから2年半ほど店舗勤務を経験し、そのあと在庫管理を担うディストリビューターを経て、現在の商品部に配属されました。ですから商品選定や陳列を考えるにあたっても、あの店ならこんな風に並べられる、これくらいの量なら売れそうだといった、実際の店舗の様子を具体的に思い描きながら業務に取り組めていると思います。
上司への確認はもちろん必要ですが、基本的には商品選定から売価決定、棚割までを一人で担当しますので、自分が選んで店頭に並べた商品が実際に売れるのを見るとすごくうれしいですね。
市場で流行っているものや、世の中に新しく出る未知の商品についていち早く知ることができるのも、商品部の面白さだと思います。

アドバイスをいただく先輩バイヤーの中には、驚くほど商品知識が豊富な方もいます。例えば商品の製造方法や部品の素材など、普通に仕事をしていたら決して身につかないような知識を持っているのは、能動的に深堀りをしたからこそだと思うんです。私は現部署に配属されたばかりでまだまだ勉強中ですので、少しでも近づけるよう精進していきたいと思います。
また現在は大型育児用品の仕入れを担当していますが、いずれはこうした製品のPB商品開発にも携わりたいと考えています。
社会人としては将来、人の上に立てるようになっても相手の話を聞ける人間でありたいです。経験や実績を重ねたとしても、若い世代の意見を受け入れられるような人材に成長していきたいと考えています。

問題点を発見し、分析判断して業務改善をしていくという西松屋の社風は、理系の研究を通じて自分が身につけてきたことに通ずる面も多く、これまで学んできたことが生かせている職場だと感じています。
製造小売業である当社には部署が数多くあり、業務も多岐に渡ります。集中力や研究力を求められる業務もあれば、バランス感覚が大切な業務もある。それだけ様々な人材が活躍できるフィールドが用意されている企業と言えるのではないでしょうか。
職場の雰囲気は、穏やかな人が多く和やかです。やるべきことがきちんとできていれば自分のペースで仕事をできるので、自ら考えて取り組み、成長していける環境だと思います。