プロジェクトストーリー
熾烈な競争を勝ち抜く!
北海道エリア『店舗拡大』奮闘録。
北海道店舗開発課 店舗拡大プロジェクト
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1
Story.1道内各地に大型店舗を展開し、エリア売上アップを目指す。
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2
Story.2足を使い、情報網を巡らせ、良物件を手に入れる。
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3
Story.3北海道の隅々にまで、西松屋の魅力を広めたい。
全国展開する西松屋では、
エリアごとに出店計画を担う事業部が存在する。
今回プロジェクトの舞台となる北海道は、
広大な土地、大型店の乱立、冬の厳しい気候といった、
他県にはない特殊さを持つエリアだ。
そうした背景をふまえ、
より有利な条件での新規出店と既存店舗拡大を図りたい。
北海道民の暮らしに、
広く深く西松屋を浸透させるべく奔走する。
インデックス
メンバー
西日本・北海道店舗開発事業部
北海道店舗開発課近藤 大輔西日本・北海道店舗開発事業部
北海道店舗開発課 課長福田 泰宏
Story.1
道内各地に大型店舗を展開し、
エリア売上アップを目指す。
近藤:北海道の人口約510万人に対して、現在店舗数は48店舗なので、まずは10万人に対し1店舗となる、51店舗以上に増やしたいというのが目標のひとつとしてあります。
出店ポイントに物件を見つけ、そこが会社の方針やコスト面でマッチするのかを検討し、出店可能と判断すれば会社に提案して出店を進めていくというのが私たちの仕事の大きな流れです。
福田:道内にはまだ出店できていないエリアもありますのでそこを網羅していきたいのと、新規出店だけでなく、既存店舗の売上拡大も我々のミッション。狙っているエリアに良物件が見つかれば、既存店の置き換えも行っています。
近藤:西松屋が北海道に初出店した18年前と比べて扱い品種が増えていて、店舗面積の拡大が必要となっています。これは主に、広い店内で品揃えを充実させることでの競争対策が狙いです。その方針に見合う良物件を常に探していますが、大手ドラッグストアや競争他社もまた好条件での出店を狙っており、物件を獲得する競争は熾烈です。
Story.2
足を使い、情報網を巡らせ、良物件を手に入れる。
― 出店する物件はどのように見つけるのですか。
福田:常日頃から自分たちの足で走り、条件に合いそうな物件がないか探しています。それと同時に建設業者や不動産仲介業者からも情報を集める。当社だけでなく多くの小売店が良条件の物件を探していますので、そこはいかに早く情報を掴むかが重要になりますね。
出店出来そうな立地の店舗が閉店していたり、取り壊されていたりする時に気付いても遅い場合があります。ですから大型店舗を展開する他社に直接、空きそうな物件がないか問い合わせることもありますよ。
近藤:閉める店舗があるとなれば、他社さんもそこにそれ以上コストをかけたくないわけですから、なるべく早く引き渡したい。物件の取り合いをしている最中はライバルでも、こうした場合は互いにメリットを得られる関係になることもありますね。
― 店舗展開するにあたり北海道ならではの留意点はありますか。
福田:北海道の冬は厳しいので、他エリアに比べて光熱費がかかります。また建物も積雪仕様にしたり、凍結対策をしたりする必要がありますので、新築の場合は特にそうしたコストを含めた建築費がかかる。そのあたりは条件が厳しくなる点ですね。
近藤: 北海道は交通や人の動きも他県に比べて少し特殊です。例えば一見小さな町なのに、思いのほか物販店が多い町というのがある。調べてみると、そのエリアには週末になると車で30分以上かけて人々が買い物に集まってくる。そういった土地だと、少ない人口に対して意外に売上が見込める場合もあるんです。
福田: 北海道は広いけれど、人が集まる場所は限られているという特徴があります。ですから人の流れをふまえた出店計画をしていくことが大切なのです。
Story.3
北海道の隅々にまで、西松屋の魅力を広めたい。
― プロジェクトの成果と、今後の目標は?
福田:2020年に小型店しかなかった十勝エリアと旭川エリアに、大型店を出店することができました。2021年には室蘭市にも大型店が誕生しました。これら新規出店や、既存店の売場拡大を伴う置き換え出店により、北海道地区の売上高の前年伸び率は会社平均を上回ることができました。
北海道においてはまだまだ店舗数が少ないエリアや未出店エリアがありますので、今後積極的に出店していきたいですね。とはいえ地方都市は都市部と比較すると人口が少ないので必然的に売上規模も低くなる。そのようなエリアは、売上規模が小さくても社内基準を満たす条件の物件を探しているところです。
近藤:北海道において大型店が出店できていないエリアもまだ残っていますので、ひとつのエリアにつき1店舗ずつでも、大型店を配置していきたい。そうして最新の西松屋の姿を北海道各地の皆さんに知ってもらえるような店舗展開をしていきたいと考えています。
福田:店舗開発の仕事というのは、自分の手がけた店舗がかたちになり、オープン後は売上として数字に表れます。うまくいくことばかりではありませんが、成果が目に見えるのでとてもやりがいを感じます。
また、西松屋を出店することでお客様の喜びの声を直に聞くことができるのも、大きなモチベーションとなっています。